ベータカロチンはビタミンAに変換される。視力の維持には人参のジュースを!!
先日、私のパートナーであるフランス人の彼が風邪でダウンしてしまいました。
お粥でも作ってあげようかなぁ、と思ったのですが、彼はお粥が苦手なようで(リゾットは食べられるようですね笑)、
そうなると温かくて食べやすいスープでも作ろうと考え、「ビタミン補給♪ほうれん草とベーコンのミルクスープ」を選びました。
ほうれん草とにんじんは、緑黄色野菜の中でも代表的な野菜です。
特にほうれん草は「ありとあらゆる栄養のかたまり」と言われており、ビタミンA、C、E、そしてβ-カロテンという栄養素が多く含まれています。
このβ-カロテンは、皮膚やのどの粘膜の潤いを保ちながら身体の抵抗力を高めるため、風邪対策に非常に効果的だそうです。
ベーコンを焼く際に出た脂があるので、油を余計に使うことがなく、風邪で弱った身体にはとても優しい、さっぱりした味わいに仕上がります。
本来は彼のために作ったスープでしたが、私もちゃっかり(確信犯)、美味しくいただきました(笑)。
このスープは、食欲をそそる香りと豊かな栄養が詰まっているので、体調不良の時でも食べやすく、心も体も温かくしてくれる一品です。
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このページではb-カロテンについて考えていきましょう。
ニンジンやカボチャとかオレンジ色系のものに豊富な栄養素があるとベータカロチンがあると言う風に聞いております。
ということで、人間が摂取するとどのような効果影響があるか見ていきたいと思います。
ベータカロチンは、ニンジンやカボチャなどのオレンジ色の野菜や果物に含まれるカロテノイドの一種です。
ベータカロチンは、体内でビタミンAに変換されることが知られており、ビタミンAの重要な源となります。
ビタミンAは、視力の維持や免疫機能のサポート、皮膚や粘膜の健康維持など、様々な生理機能に関与しています。
ベータカロチンを摂取することで以下のような効果や影響が期待されます。
視力の維持: ベータカロチンは視覚に必要なビタミンAに変換されるため、視力の維持に重要です。特に暗視の改善や夜盲症の予防に役立ちます。
免疫機能のサポート: ビタミンAは免疫機能をサポートし、体内の病原体や有害物質に対する防御力を高めます。ベータカロチンの摂取は、免疫系の正常な機能維持に役立ちます。
皮膚や粘膜の健康維持: ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持に重要な役割を果たします。ベータカロチンの摂取は、肌の健康を保ち、粘膜の正常な機能をサポートします。
抗酸化作用: ベータカロチンは強力な抗酸化物質の一つであり、体内の活性酸素を中和することで細胞や組織を保護し、老化や様々な疾患のリスクを低減する効果が期待されます。
しかし注意も必要です。
過剰なベータカロチンの摂取は、皮膚や粘膜の黄色化(カロテン血症)、頭痛、めまいなどの症状を引き起こす可能性があります。
そのため、適切な量を摂取することが重要です。日々の食事でバランス良くベータカロチンを摂取することで、健康を維持する上で役立ちます。
では料理人の僕からなんですが、最近お客様から相談されまして、ですね
『b-カロテンを豊富に摂取したいんですが 美味しい料理教えてください』
と相談されました。 そのことについて皆さんと共有したいと思います。
やはりフレンチの料理人としては洋食系の料理を紹介しました。
ベータカロチンを豊富に含む美味しい洋食のレシピは下記です。
【カボチャのリゾット】
材料:
カボチャ: 300g
お米: 300g
玉ねぎ: 1個
ニンニク: 2片
クリーム: 100ml
バター: 30g
コンソメキューブ: 1個
塩、こしょう: 好みで適量
グリーンピース: 適量(飾り用)
作り方:
カボチャを皮をむいて種を取り除き、一口大に切る。玉ねぎとニンニクもみじん切りにする。
鍋にバターを溶かし、みじん切りにした玉ねぎとニンニクを炒める。玉ねぎが透明になるまで炒めたら、カボチャを加えてさらに炒める。
お米を加えてさっと炒め、コンソメキューブを溶かした熱い水を加えて炊く。炊き上がる直前にクリームを加え、塩とこしょうで味を調える。
グリーンピースを加えて混ぜ、器に盛り付ける。お好みでパルメザンチーズをふりかけても良い。
このリゾットは、カボチャの甘みとクリーミーな味わいが絶妙にマッチしています。
この時は、お客様に喜んでいただけました。皆さんもぜひお試しください!
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