30-08 母が教えてくれた大根の使い方
主婦になってから、大根の正しい選び方を知るまでに
およそ1年もかかってしまいました。
それまでの間、まったく柔らかくない、味の染みていない
大根の煮物を食べさせていた家族には申し訳なかったです。
大根は、葉っぱに近い方と根っこの方とで
使える料理がまったく違います。
葉っぱに近い方は味が染みやすく柔らかいので煮物、
根っこの方はシャキシャキしていて食感が良いのでサラダにすると良いです。
大根の使う場所によって、それほど仕上がりに違いがあるとは
料理を始めた頃は考えもしませんでした。
それゆえに大根料理がうまくいかない時は
「あのお店の大根は良くないな。次はほかの店で買おう」なんて
お店のせいにしていたこともあって、今思うと申し訳ないです。
そして、大根の根っこの方をひたすら煮込んで全然柔らかくならず、
お鍋の前でグッタリしていた頃の自分を思うとかわいそうな気もします。
大根料理がうまくいかない悩みから救ってくれたのは、
母に相談してアドバイスをもらったおかげです。
ある日、母に「大根の煮物がどうしてもうまくいかない」と話して、
「煮物のする時は大根の葉っぱに近い方を使えばいいんだよ」
と教えてもらって大根の使い方を知ることが出来ました。
そしてしばらく数をこなして、最近やっと母から
「この煮物おいしいね、私のよりおいしい」
と褒めてもらえて、大根料理を作ることがますます楽しくなっています。