30-06 カレーをこよなく愛するインドの友人
日本には和食の文化がありますが、
毎日和食だけを食べている日本人は少ない気がします。
学生時代にインド人の食生活について聞いてとても驚きました。
私のアルバイト先がインドカレーのレストランで、
日本人のスタッフは私を含めてたったの4人。
そのほかは、インド、タイ、バングラデシュなど、
さまざまな国から来た人たちが働いていました。
ある時、日本人のオーナーが「みんなにごほうび!」と言って
ランチバイキングへ連れて行ってくれたことがあります。
そこはとても広いお店で、お肉料理、お魚料理、麺類からお寿司まで
ありとあらゆるメニューが揃っていました。
ところが仲間のインド人がカレーを持ってきて、
タバスコをザバザバかけて食べていたのです。
インド人にとって日本風のカレーは甘くて物足りないそうです。
そして何より驚いたのは、毎日インドカレー屋で働いて、
休みの日にバイキングに行ってまでカレーを選んでいたことです。
私が「たまにはほかのものも食べればいいのに」と言ったら、
「生まれてからずっとカレーしか食べてない」と笑っていました。
毎日ひたすらカレーなら
インドのお母さん達は日々の献立を考える必要が無くて楽なのでしょうか。
それには少しうらやましさを感じます。
でもやっぱり、毎日違うものを食べて得る食事の楽しさは欠かせないです。