30‐22 味の記憶の書き換え
昨日、以前の職場で一緒だった方から、お家の畑で作ったから食べてねと
安納芋を頂きました。
私、実はずっとさつま芋って苦手だったんです。
子供の頃、おばあちゃんがおやつによくさつま芋を蒸してくれていました。
その頃はとても好きでね、その日はきっと食べすぎちゃったんだと思うんです。
食べてしばらくして何だか気持ち悪いような、
何が何だか分からないんだけどとにかく胸が悪くて
こたつでうずくまっていたのを覚えています。
初めての胸焼け?
胃もたれ?
それ以来、ずっとさつま芋はトラウマになってしまっていました。
焼き芋も天婦羅も、大学芋もそんなに好きではなかったですね。
けど去年知り合から安納芋の焼き芋を頂いて。
それも焼きたてを。
甘くて香ばしくてしっとりしてて、思わず唸ってしまうほどでした。
ずっと毛嫌いして、食べてこなかったもの。
「これは絶対美味しくないから」
「まずいに決まってる‼️」
けど、いざ食べてみると今まで食べてこなかったのが勿体無いほど
実は美味しかったーってもの、ありますよね。
だから、頭で思い出す味の記憶を全面的に信用しないで
何年か、何十年ぶりなら一口くらい食べてみるのっておすすめですね。
「食わず嫌いな訳じゃない。食べてみて、嫌だったんだ。」
それも分かります。
けどその時のその味が全てじゃないんですよね。
私のさつま芋がそうだったように。
だからまずはなめる程度、試してみましょうか。
万が一美味しかったら、味合わないまんま人生終わるのも勿体無いですよね。
味の記憶って、書き換えられることも実は意外とあるから。
さて、安納芋は天婦羅と、スイートポテトでも作ろうかなーと、
数年前なら考えられなかった私がいます(笑)