ちくわの磯辺揚げ
私が子供の頃から好きな料理のひとつに、
ちくわの磯辺揚げがあります。
ただ、天ぷらが出てくるような
「ごちそう」の日にしか、食卓には上がらなくて、
たまに食べるごちそうでした。
ある時、冷凍食品でちくわの磯辺揚げがあると知り、
お弁当によく入るようになりました。
しかし、ひとり暮らしを始めると、
青のりをそれだけのために買うわけにも行かないし、
揚げ物だし、冷凍食品は高いし、と
言い訳をして食べないようになってしまったのです。
そうして、ちくわの磯辺揚げが好きだったことも
忘れかけた頃に、たこ焼きパーティーをした余りで、
青のりを手に入れることになります。
すっかり忘れていましたが、
スーパーでちくわを見た途端に、
「あ!」と思い出し、ちくわ4本入りを
2袋も手に取り、レジに向かいました。
家に帰って、すぐ、ちくわの磯辺揚げを
作ったものです。
ちくわは輪っかが魅力的ですが、
輪っかに入った天ぷらの衣は揚がりにくいので、
輪っかが半分になるように切ります。
衣は、小麦粉½カップに、青のりを大さじ1、
塩をひとつまみ入れ、水でときます。
多めの油で揚げ焼きにするので、
少しくらい衣がゆるくても、かたくても
全く問題ありません。
多めに油を入れたフライパンに並べ、
まず輪っかの方から揚げ焼きにします。
キツネ色になってきたら、ひっくり返して、
こちらも色がきれいになるまで待ちます。
そしたら、完成です。
冷めても美味しいので、お弁当に入れると
お昼ごはんが幸せですね。