お年寄りの人たちにとっての本当のご馳走ご飯

以前グループホームで食事のメニューと調理を任せられていたことがあったんだけど、
性別も年齢も違う20人近くのお年寄りたちは、
何よりも食事を楽しみにしてくれていた。
喜んで貰えることが嬉しくて、
限られた予算の中でメニューを考えるのも楽しい日々。
多くの人はお年寄りの食事と聞くと、
魚や煮物、酢の物や和え物という昔ながらの和食を想像されるかと思う。
けど実は、ハンバーグやオムライス、天ぷらなど
若い子向きと思われがちなメニューはとても喜ばれた。
カレーライスの時にはおかわりは勿論、お皿を舐める方が続出するくらい。
驚いたけど(笑)それくらい喜ばれた。
美味しそうな食事、好きなメニューだと見た瞬間に皆表情が変わる。
「美味しいわね」
そう話ながら食べてくれているのを見て、
私も本当に嬉しい気持ちになっていた。
「きっとたまに麺類も食べたいよね。」
「サンドイッチやトーストもいいんじゃない?」
他の職員ともアイディアを出し合いながら
来る日も来る日も喜ばれるものを考えていた。
そんなある日、その日はうどんにしようと決めていたんだけど、
横にかき揚げを添えることにした。
天ぷらうどんにも出来るし、ボリュームもあるし喜ばれるよね、
あと小鉢に和え物でも付けて。
私はそう思っていた。
案の定ペロリとたいらげてくれて、私は心の中で
「よし!今日も喜んで貰えたぞ。」
勝ち誇ったような気持ちでいた。
その時、いつもは朗らかで優しい、
食べることを本当に楽しみにしてくれているおじいさんが
真っ赤な顔をして立ち上がって
「ご飯がないじゃないか!こんなの食べた気がしないよ!」
そう怒って部屋に戻ってしまった。
ご飯がない?昼ご飯食べたよね?
最初私には訳が分からなくて。
何が気に入らなかったのか、
うどんが嫌いな訳でもなさそうだし、
量が少なかったということもないはず。
後で分かったのはその言葉通り、
「ご飯」だった。
白米
その世代の多くの人たちにとって、やはり何よりも白米。
麺類もパンも好き。
けど毎日の食事の基本は白米。
何よりのご馳走は、他でもない美味しいご飯。
彼らにとってのその「ご飯」の大切さ。
改めてそれが分かった出来事だった。
それからは、うどんでも焼きそばでもラーメンでも、
麺類の日は小鉢より何より、必ず小さなおにぎりを2つ
カロリーを気にしながらも添えるようにした。
皆そのおにぎりをとても喜んで、嬉しそうに食べてくれていた。
看護師さんがちょっと怒り気味に、
「何か皆すごく体重が増えてるんだけど!」
そう言ってるのを聞いて
こちらとしては耳が痛かったけど(笑)
料理名:圧力鍋で炊く白米
作者:lala83
■材料(5人分)
お米 / 5合
お水 / 900ml
圧力鍋・4L / 1台
■レシピを考えた人のコメント
ご飯を炊くのは小学4年生の息子の仕事で、いつも上手に炊いてくれています。
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