フランスの伝統的なお菓子、マドレーヌ。その特徴的な波のような形は、まるで貝殻を彷彿とさせ、高級感を醸し出しています。
マドレーヌを手に取ると、まるで自分をほっとさせてくれるような優しい雰囲気が漂います。
何気ない日常の中で、贅沢なひとときを味わいたい時にぴったりです。
また、お客様が訪れるときや、予定外の来客にも最適。急な来客にも対応できるのはありがたいことです。
このマドレーヌの由来には複数の説がありますが、有力なもののひとつに、王室のメイドが作り始めたという説が挙げられます。
実はそのメイドの名前が「マドレーヌ」だったとされ、その名前がこのお菓子に受け継がれたといわれています。
自分と同じ名前が愛されるお菓子として、彼女はどのような思いで見守っていたのでしょうか。
また、マドレーヌが貝殻の形をしている背景には、巡礼という歴史的な背景も関係しています。
巡礼者たちは旅の途中で食事をとるために貝殻を使っていました。
その習慣が、後にマドレーヌの形状に影響を与えたと考えられています。
貝殻は単なる食器ではなく、宗教的な象徴でもありました。このような背景を考えると、マドレーヌの歴史は深いものがあります。
いつかゆっくりとお菓子作りに時間を割けたら、かわいい貝殻の型でマドレーヌを手作りしてみたいと思います。
自分の手で作り上げたマドレーヌは、きっと特別な味がすることでしょう。
先ほど前述で、マドレーヌの由来について王室のメイドが作り始めたという説あると書きましたが、
これについてはもう少し深掘りしたいと思います。
いろいろな説があるようですが、もう一つの説。
マドレーヌの起源は18世紀にさかのぼります。フランスのロレーヌ地方のコムナコルト(Commercy)という町で、
ある修道院のシェフであるシスター・マドレーヌが、教会の特別な祝日のために作ったとされています。
彼女は、ベーキングパウダーを使ってエッグホワイトを加えたシンプルなケーキを作り、それを貧しい人々に振舞いました。
人々はそのケーキを気に入り、地域で大きな人気を博しました。
別の伝承によれば、マドレーヌはルイ15世の王妃であるマリー・レクザンスカ(Marie Leszczyńska)によって愛され、
宮廷で広まったとも言われています。ある日、彼女がコムナコルトを訪れた際、
シスター・マドレーヌが彼女に自身の特製のケーキを振舞い、大変喜ばれたという逸話が残っています。
いずれの説が正しいかは定かではありませんが、マドレーヌはその独特の形状とバターの風味で知られ、
フランスの伝統的なお菓子として広く愛されています。
フランスのロレーヌ地方のコムナコルトという説のエピソードが出てまいりましたが、
マドレーヌといえばパリのマドレーヌ寺院を連想する方も多いのではないでしょうか?
マドレーヌ寺院とは何か関係がないのでしょうか?その答えを探ってみます。
マドレーヌという名前が付けられたパリの建築物として知られる「マドレーヌ寺院」(La Madeleine)と、
マドレーヌというお菓子の起源には直接的な関連はありません。なんと少し残念!
パリのマドレーヌ寺院は、実際にはキリスト教の教会です。
ネオクラシック様式で建てられたこの建物は、ナポレオン時代の1806年に建設が始まりましたが、
複数の建築家によって異なる時期に完成しました。マドレーヌ寺院の建設は、
当初は王立礼拝堂として計画されましたが、後に教会として完成されました。
マドレーヌ寺院の名前は、聖母マリアの中世の伝説に由来しています。
伝説によれば、マリア・マグダラのマリアがキリストの墓を訪れたとき、彼女が彼の足に触れて涙を流し、
その涙が硬化して聖なる物質が生まれたとされています。
その物質が、後にマドレーヌと呼ばれるお菓子の由来とされるケーキの起源につながったとする伝承もありますが、
これは神話的な話であり、歴史的な証拠はありません。
したがって、マドレーヌ寺院とマドレーヌというお菓子の間に直接の関係はなく、
名前の類似性は偶然の一致に過ぎない・・・・ということのようです。
いずれにしてもマドレーヌは神聖なお菓子であり、神様がこの世に残していったお菓子なんでしょうね。
ではその「神様がこの世に残していったお菓子マドレーヌ」のレシピです
蜂蜜を使ったマドレーヌのレシピです。
この蜂蜜を年代ものはちみつのの香り高い蜂蜜を選んでください。
そうすると出来上がりが全然すごく美味しくなります。
材料:
バター: 100g
グラニュー糖: 100g
蜂蜜: 大さじ2
卵: 2個
小麦粉: 120g
ベーキングパウダー: 小さじ1
バニラエッセンス: 小さじ1
レモンの皮: 1個分のすりおろし
バター(型用): 適量
小麦粉(型用): 適量
作り方:
オーブンを180°Cに予熱します。マドレーヌの型にバターを塗り、小麦粉を振っておきます。
バターをボウルに入れ、室温に戻して柔らかくします。そこに砂糖と蜂蜜を加え、クリーミーになるまでよく混ぜます。
卵を1つずつ加え、よく混ぜます。卵が完全に組み込まれたら、バニラエッセンスとレモンの皮を加え、さらに混ぜます。
別のボウルに小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れ、混ぜます。
バターのミックスチャーに、ふるった小麦粉を少しずつ加え、ゴムべらで優しく混ぜます。生地が滑らかになるまで混ぜます。
生地をマドレーヌの型に流し入れ、約3分間休ませます。この間、オーブンを上下火で予熱します。
予熱が完了したら、マドレーヌをオーブンに入れ、約15〜20分間焼きます。
竹串を刺してみて、生地がついてこなければ焼き上がりです。
オーブンから取り出し、少し冷ましてから型から取り出します。完全に冷めたら、お召し上がりください。
蜂蜜が加わることで、風味豊かでやさしい甘さのマドレーヌができあがります。
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王道の基本形のマドレーヌです。
簡単☆基本のマドレーヌ
by みさきらりんず
材料(3〜4人分)
薄力粉 / 50g
アーモンドプードル / 10g
バター / 50g
砂糖 / 50g
卵 / 1個
ベーキングパウダー / 1g
レシピを考えた人のコメント
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