湯豆腐
最近本当に寒くなりましたね。
早速湯豆腐が登場しました。
子供の頃は夕食に湯豆腐が出ると
「家は貧乏なのかなぁ」
そう思ったものです。
だって豆腐だけだし(笑)
魚や肉が入っているわけじゃないし、子供心に物足りなさを感じていました。
豆腐が嫌いなわけじゃないけど、子供にしてみればさほど嬉しくもないですよね、
それが不思議なもので、今ではこんな季節になると
熱々の湯豆腐が食べたいと思うことが多くなりました。
湯豆腐って皆さんはどんな豆腐を使われますか?
私はずっと当たり前に絹ごし豆腐だけを使っていました。
数年前の年末に父がお寺に挨拶に行ったときのこと、
住職さんが、冬場は毎晩必ず湯豆腐を食べると話していたと言っていました。
その話と共にお土産に持たされてきたのが富山県の五箇山豆腐です。
ご存じでしょうか?
紐で縛って持って帰ってきても崩れないと言われるほど固いお豆腐です。
住職はそれを湯豆腐にするのがとても楽しみなんだと。
早速今晩湯豆腐にしてくれと、そのずっしりと重たい豆腐を渡されました。
父は、その凝縮された豆腐の味と、しっかりとした食感がとても気に入ったようでした。
それからですね。
今まで絹ごし豆腐だけだった家の湯豆腐に、木綿豆腐も入れるようになったのは。
息子はちゅるんと、熱々の絹ごし豆腐が食べたいようで
お鍋には木綿と絹ごし、半分半分入れています。
私は、どちらもそれぞれの美味しさがあるので気分で食べわけていますけど。
でもどちらも寒い冬にはやっぱり美味しいですね。
温かいものを食べるときっと誰でも、心まで温かくなるんじゃないでしょうか。
これからいよいよ寒い季節がやって来ます。
ふぅふぅしながら熱々の料理を食べて、
身体も心も温めて
冬だからこその幸せを満喫していきたいですね。