30‐12 半分手作りで幸せなカツ丼
料理をすることにしんどさを感じた時におすすめしたいのが、
“半分手作り”という方法です。
“すべて手作り”はとても心がこもっている感じがしますが、
“半分手作り”だとゆとりが生まれるというメリットがあります。
我が家の料理で“半分手作り”の代表はカツ丼です。
カツ丼は、特に手間のかかり料理の代表ですね。
実際のところ、私がこれを最初から最後まで
“すべて手作り”をしたことは今までに一度もありません。
そのため、スーパーにあるお惣菜のトンカツを購入して
カツ丼にすれば簡単に済ませます。
スーパーの従業員さんがトンカツを作るまでの半分、
残りの半分を私が作る、これぞ“半分手作り”です。
作業としては、玉ねぎを切ったり、卵を溶いたりするので、
「料理をした」という程良い達成感を得られます。
そして、家族からも「手抜き」とは思われにくいことがありがたいです。
“すべて手作り”をしても意外と子供達はその良さを分かっていなくて、
それよりも母親が穏やかに話を聞いてくれる方がうれしいようです。
カツを作るにはどうしても手間がかかり、
子供からあれこれ話しけられてもゆっくり対応できません。
“すべて手作り”をしてしんどい顔になるより、
“半分手作り”で明るくいられた方が幸せです。
スーパーで買い物をする時にも、
“半分手作り”という言葉を頭に浮かべていると
食事について考える負担がふわっと軽くなるでしょう。