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5月の節句、鎧兜、柏餅、男の子、ラストサムライの話
5月5日は子供の日、古くは端午の節句と呼ばれ、男の子の成長を祝う日です。鎧や兜の五月人形に添えられるのが柏餅。
江戸時代に生まれ、参勤交代で全国に広まったと考えられています。
私の育った家は田舎の農家で、鯉のぼりも鎧兜の五月人形もありませんでした。
それでも、柏餅だけは子供の日のおやつとして楽しんだ記憶があります。柏餅は、餡を包んだ餅を柏の葉で包んだもの。
柏の葉には抗菌作用と保湿効果があり、餅が手につかないので手の保護にもなります。
柏餅を豪快に葉ごと食べるワイルドな人もいますが、桜餅の葉とは違い、柏餅の葉は食べない方が無難です。
柏の葉は、新芽が育つまで古い葉が落ちないことから、跡継ぎが途絶えない子孫繁栄の縁起物とされています。
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近畿地方より西の地域では、柏の葉が手に入りにくいため、サルトリイバラの葉が代用されていましたが、現在では中国や韓国から輸入されたものが使われています。
五月の節句には、家族の絆が深まるエピソードがいくつかあります。例えば、私の祖父がまだ子供だった頃の話です。
戦後間もない時代、物資が乏しく、柏餅を作る材料も揃わなかったため、祖母は代わりに庭で育てていた野草を使って特別な餅を作りました。
その餅は決して豪華なものではありませんでしたが、家族みんなで食べたその味は、祖父の心に深く刻まれたそうです。
彼にとって、その質素な餅こそが家族の温かさを象徴するものでした。
また、私自身の経験でも、五月の節句には家族との特別な思い出があります。
小学生の頃、学校で作った簡素な紙の兜を家に持ち帰り、父がそれを見て笑顔で迎えてくれました。
その日は父と一緒に柏餅を作り、家族みんなで食卓を囲みました。
父が教えてくれたのは、柏餅の葉を正しく取り扱う方法や、餅の柔らかさを保つ秘訣など、細やかな料理のコツでした。
その一つ一つが、料理の楽しさと家族の大切さを教えてくれたのです。
現代においても、伝統行事は家族の絆を深める大切な機会です。
昨今では、デジタル時代の影響もあり、伝統行事が忘れられがちですが、私はシェフとして料理を通じてその大切さを伝えていきたいと思っています。
例えば、五月の節句には新しい形で伝統を取り入れることができます。
鎧兜の形をしたケーキや、子供たちが楽しめるデコレーションを施した柏餅など、クリエイティブなアプローチで家族が一緒に楽しめるイベントにするのです。
こうして伝統を現代に合わせて再解釈することで、家族の絆を強化し、新しい思い出を作ることができます。
料理はただの食事ではなく、家族や友人と過ごす時間を彩り、特別な瞬間を共有する手段なのです。
五月の節句を迎えるたびに、私は祖父母や両親が教えてくれた伝統と、それにまつわる温かな思い出を思い出します。
そして、その思い出を次世代に伝えていくことの大切さを実感しています。
料理を通じて家族の歴史や文化を伝えることで、私たちは未来に向けた新しい家族の物語を紡いでいくのです。
毎年5月になると、私の心は五月の節句とともに訪れる思い出に満たされます。
特に柏餅の甘い香りが家中に広がる瞬間、子供の頃の記憶が鮮明に蘇ります。
しかし、今回は伝統的な話ではなく、現代における新しい家族の物語を綴りたいと思います。
それは、私がシェフとして働き始めて数年経ったある日のことでした。
友人の一人が男の子を授かり、その初節句を祝うために手伝って欲しいと頼まれました。
彼女の家には鎧兜がなく、代わりに現代的なテーマでお祝いしたいと考えていました。
私たちは、どうすれば伝統を守りつつも新しい形で祝えるかを模索し始めました。
私はまず、料理で五月の節句を再解釈することにしました。柏餅はもちろん欠かせませんが、それだけでは物足りないと感じました。
そこで、鎧兜の形をしたケーキを作ることにしました。
このケーキは、伝統的な鎧兜のデザインを取り入れつつ、カラフルなフルーツとクリームで現代的なアレンジを加えました。
見た目のインパクトは抜群で、子供たちも大喜びすること間違いなしです。
その日は、家族や友人が集まり、皆で楽しい時間を過ごしました。
子供たちは手作りの鎧兜風ケーキを前に目を輝かせ、友人は自分の子供が健康に育つことを願いながら、ケーキを切り分けました。
私はその光景を見ながら、料理を通じて家族や友人に幸せを届けることができたことに喜びを感じました。
料理には人々を結びつけ、伝統を新しい形で継承する力があることを改めて実感しました。
五月の節句や柏餅、鎧兜という伝統的な要素を、現代のライフスタイルに合わせて再解釈することで、新しい家族の伝統を作り上げることができるのです。
料理の世界は無限の可能性に満ちています。伝統を大切にしながらも、自分なりの創意工夫を加えることで、
家族や友人に新しい幸せを提供することができます。
五月の節句に限らず、どんな季節の行事でも、料理を通じて新しい物語を作り上げていくことができるのです。
料理名:柏もち
作者:さるる5
■材料(8個分人分)
柏もちの粉 / 170g
こしあん / 200g
柏の葉 / 8枚
砂糖 / 20g
お湯 / 190ml
■レシピを考えた人のコメント
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