30-16 柑橘系の新星、デコポン
食べ始めると止まらなくなる果物に出合いました。
それは、いよかんやオレンジによく似た“デコポン”です。
母が「おいしいから食べてみて!」と持ってきてくれて、
食べてみたら、本当に驚くほどのおいしさ。
止まらなくなり、あっという間に1人で2玉も食べました。
果物なので、ケーキやお菓子を食べ過ぎてしまった時よりも、
罪悪感が少ないことが救いです。
小さい頃から母はいろいろな果物を食べさせてくれていました。
特に柑橘系の果物をよく買ってもらっていた記憶があります。
それなのにデコポンを食べたのは今年が初めてです。
調べてみたところ、数ある柑橘系の果物のなかで
デコポンは新しい品種であることが分かりました。
商品化および出荷されたのは1991年のことです。
1991年であれば30年も前ではありますが、
ほかのみかん、いよかん、夏みかんに比べたら
その歴史はまだ始まったばかりです。
デコポンの味は甘さと酸味のバランスが絶妙で、
みずみずしさも実にちょうど良い感じです。
それに、やはりその名前が魅力的ではないでしょうか。
どこかの地方のゆるキャラにいそうな、かわいらしい響きです。
丸い形のてっぺんが「ポン!」と飛び出ている形から、
それをおでこに見立てて“デコポン”という名前になったそうです。
デコポンの食べ頃は3~4月です。
ちょうど花粉症で苦しい時期ですが、来年も再来年も、
このおいしさに支えてもらえそうです。