30‐24 懐かしいモンブラン
季節だから、どこのケーキやさんに行っても何種類ものモンブランが並んでますね。
どれもすごく美味しそうで目移りしてしまいますよね。
皆でそんな話をしていたら友人が、
「〇〇のモンブランが美味しいのー。」
その〇〇というお店は、実は老舗の和菓子屋さん。
「うそー。何でモンブラン?」
皆が不思議そうな顔をしていたら、昨日その友人が買ってきてくれました。
そのモンブランには昔ながらの黄色い栗の甘露煮がのっかっていました。
お洒落な渋皮煮とかじゃなくて、栗きんとんの栗。
色も黄色いんだけど、昭和な私にはとても懐かしいたたずまい(笑)のモンブラン。
「あーっ、モンブランだぁ!」
って思わず口から出たのは、子供の頃食べていた
私の大好きだったモンブランそのものだったから。
クッキー生地にスポンジ、そして生クリームの上に黄色いマロンクリーム。
忘れていましたね。
食べてみて、「やっぱりコレコレ」そう思いました。
美味しかったんです。
最近のモンブランは確かにすごくお洒落だし美味しいですよね。
けど、クリームが多すぎて、私は1つ全部食べられなかったんです。
美味しいけど何口かでいいかなって。
けど、そのモンブランは全然平気に食べられました。
そう、甘いものは好きだけどそこまででもなくて胸焼けしてしまう私にとっては
クッキー生地やスポンジがあってこそ、大好きだったんですよね。
今はケーキも沢山種類もあるしどれも本当に美味しいです。
けど何て言うか、奮発して食べるような感じじゃなくて、
手軽に買えていつでも食べられた、駄菓子感覚の(これは言い過ぎかな(笑))ケーキ。
素朴で温かくてホッとする味。
コーヒーや紅茶を用意しないで、緑茶やほうじ茶をお供に食べるケーキ。
昔ながらの近くのお店にあったりするんですよね。
そんなケーキをずっと作り続けてくれているお店っていいな。
探してみてください。
新しい美味しいお店の口コミに夢中になって忘れてるかもしれないけど、
すぐ近所にあるかもしれませんよ。
「そういえばあのお店のあのケーキ!」
そんな風に思い出すお店やケーキがきっと。