美味しいとは限らない「母の味」

先日友達と会っていたときのこと。
彼女のところにお母さんから電話がかかって来ました。
私も彼女のお母さんとは昔何度か会ったことがあるのだけれど、明るくて楽しい、
けどちょっと天然で笑える人だったのを覚えています。
電話がかかってきたのがちょうど子供たちのお弁当の話をしていた時で、
電話を切ってから彼女は
「お母さんの玉子焼きは本当に食べられたもんじゃなかったわー笑」
子供の頃のお弁当を思い出したようたようで、笑いだしました。
「味はただ甘いだけだし、そもそも黄身と白身がちゃんと混ざってないから
黄色と白の二色に分かれてたんだよね。」
わたしの母は料理が上手だったから、コロッケや餃子なんかも手作りで
どれも美味しかったから、どれもが母の味として覚えています。
けど、友達の二色の玉子焼きもやっぱり母の味なんですよね。
美味しいから母の味って言う訳じゃないんだよねって、
何だか妙に納得してしまいました。
そういうのも何かいいなぁって、キュンとしたりして(笑)
甘すぎる玉子焼きだったり、あんまり味のしない肉じゃがだったり、
いつも何故か焦げ臭いハンバーグでも、大人になったら
笑い話になったりするかもしれないけど
やっぱりどれも「母の味」。
そんな記憶が残っていて、ふとした拍子に思い出して、
笑ってしまっても、妙に懐かしくて食べたくなってしまう味。
私の作っどのメニューを、いつか子供が思い出してくれるのかは
私には分からないけど。
料理が嫌いでも、苦手でも、その味がいつか懐かしい思い出に変わるのなら、
甘すぎだろうが、塩っ辛くて驚かれようがたまには何か作るのも悪くないですよね。
それを食べると自分を思い出してくれる、そんな母の味。
いつか息子がもっと歳をとって、私の作った何かを懐かしく思い出してくれるといいな、
そう思ったら、何だか胸が熱くなったのでした。
料理名:南部ひっつみ(すいとん)
作者:ミャイヤン☆
■材料(2~3人分)
小麦粉 / 100g(1カップ)
水(ひっつみ用) / 50~60cc
鶏もも肉 / 100g
大根 / 100g
人参 / 50g
ごぼう / 50g(小1本)
しいたけ / 2枚
こんにゃく / 100g
長ネギ / 1/2本
水(だし用) / 900cc
A顆粒だしの素 / 小さじ1.5
Aめんつゆ / 大さじ1杯半~2
A酒 / 大さじ2
塩 / 適量
■レシピを考えた人のコメント
「ひっつみ」とは岩手の方言で、”すいとん”のことです。
地方によっては「はっと」「とってなげ」と呼ぶところもあります。
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